NEUTRALの入っている堀川新文化ビルヂング。この建物のコンセプトこそが、ウィリアム・モリス著『理想の書物』です。
「最も重要な〈芸術〉を問われたなら〈美しい家〉と答えよう、その次に重要なのは〈美しい書物〉と答えようーー。」
大量生産かつ粗悪な品物にあふれた生活を良しとせず、生活と芸術を一体と考えたアーツアンドクラフツ運動を主導したウィリアム・モリスの言葉です。
この本には、「理想の書物」のほかに「ケルムスコット・プレス設立趣意書」という、モリスが自ら美しい本を作ることを目指し設立した私家版印刷所に関する話などもあり、モノとしての本が好きな人には必見の内容です。
また、生活と芸術を一体と考えたモリスの行動や思想は、現代生活における豊かさとは何かを考えるにあたり大いに参考になるものです。
こんな本が品切・重版未定ではとてももったいない。絶対に今こそ皆様にお届けしたい。
そんな思いを胸に、「理想の書物」を数量限定で復刊しました。